ゲイの不動産屋🌈かわうそ君のブログ

不動産屋さんで働くゲイがLGBTのマンション購入についてあれこれ書くブログです。

かわうそ、マンション買う③

こんにちわ、かわうそです。

 

前回、マンションを色々検討していたかわうそ。何軒も中古や新築を見学して、自分のライフスタイルに合う物件を探しました。

 

そこで絞ったのが、某タワーマンション。勤務先に30分以内、コンビニもスーパーも近く、新宿二丁目からも気兼ねなくタクシーで帰ることのできる距離。月々の支払は賃貸で住んでいた家(1K)よりは高くなるものの、部屋も広くなるし、設備も良く、確実に生活の質が上がります。

※ゲイの新宿に対するニーズって、アプリとか発達してきてはいるものの、やっぱり根強いと思います。最近東京東側の盛り上がりがすごいけれど、新宿二丁目のチカラって信じたい笑。viva多様性やな。

 

次に悩んだのが、部屋の広さ。月々の支払が安く済む40㎡の1LDKか、住む人数が増えても対応可能な55㎡の2LDKか・・・。当時は付き合っている人もなく、でも行く行くは二人暮らししたいし・・・この物件ならなんとか手の届く金額だし・・・と下層階の2LDKで考えていました。

 

ほぼ気持ちも固まり、かわうその選んだマンションは第一期販売の手前だったため、いざ要望を入れるタイミングになりました。そこで突如気持ちが揺らぎます。本当に毎月の住宅ローンを返していけるのか、本当に住めなくなったときにこの広めの部屋(上記の通り55㎡の2LDK)を貸せるのか・・・。しかも下層階なので、眺望の抜けはなく、前に建っている建物との見合いもあります。とてもとても悩んだ結果、眺望が抜ける中層階の40㎡の1LDKに部屋を変更しました。(急遽変更したので、販売担当さんは唖然。。)

 

以下、要望を入れてからの流れを記載します。

 

(1)要望書提出

 前回記載の通り、購入の意思を書面で提示します。同一住戸に複数要望が入った場合は、抽選となります。

 一番安い部屋や、もっと希望の条件の部屋(かわうそ的にちょうどよかった1LDK+DENの部屋)を選ぶ選択肢もありましたが、当時は競争が激しい時期だったもので、臆病者のかわうそは、倍率がつかない代わりに嫌悪(前建て)のない且つほかに希望者のいない部屋に要望を入れました。

 

(2)申込書提出

 無抽選や抽選で当選した場合、また先着順の場合は申込に移行します。こちらは特に記憶はありません。

 

(3)重要事項説明

 申し込み後、需要事項説明を受けます。

 ほかの申込者と一緒に集団で説明を受ける場合や、一名のみの場合があります。

 ※今のご時世ですと、ハザードマップの説明が必ずありますので、確認しましょう!

 

(4)契約

 契約書への捺印と手付金の入金を以って契約が成立します。

 (ちなみに、このどちらが欠けても契約は未成立です。)

 手付金は通常1~2割程度要求されますが、必ずしも必須という訳ではありません。

 物件の販売状況によっては少額手付もありますが、手付放棄のリスクが発生するため、受け入れられるか否かはケースバイケースです。100万円程度あればOKが取れると思います。

 

※後日談

 かわうそは古めの頭の人間なもので、杓子定規に頭金を1割ほど用意し、手付金を入金しました。当時、少し株をやっており、キャッシュを減らして株を買っている状況でした。

結果論ですが、株を売ってキャッシュを手付金として送金した後、アベノミクスで株価がグングン上昇し、持っていた株たちは(そのまま持っていたら)倍近くになりました。あの時手付金をもっと必要最低限にしていたら・・・と考えるとムギー‼となります。

また時を経て今現在、金利は過去最低の水準です。ローンは組めるだけ組んで、手元のキャッシュは、例えば高配当の株を買った方が良いと思います。だって、住宅ローンは変動で0.5%、固定でも1%強の金利です。対して買うタイミングや銘柄を選べば、配当利回りは5%程度で探せます。限りある資金は有用に使っていきたいものです。

 

次回、オプションやら内覧会やら引き渡しやらを書きます!